釣り人イメージ画像
 かつて、我々は人間の視覚において捉えられる、静止画的リアルイミテーションフライを選択して、良い釣果に恵まれたことはありませんでした。
 その後、躍動感のある動き、生命観のあるきらめき、実態感のあるカラートーンなどの動画的機能をコピーしたイミテーションフライがプロデュースされるようになり、より魚の捉え方を意識したフライが、真のリアルイミテーションフライであると、広く認識されるようになりました。
 我々も、新しく開発された新素材やCDCを活用し、水面・水面直下・水面下の各泳層の各ステージの動きまで、詳細に意識したフライを作り上げることにより、圧倒的なバイトを楽しむことができるようになりました。

 しかしながら、ベイトフィッシュを表現しようとしたストリーマーフライでは、レイクフィッシングやダウンストリームフィッシングにおいて、各種のラインを使い分けることにより、ある程度通用するフライをリリースすることができても、アップストリームフィッシングにおいては、多少でも通用するフライでさえ作り出すことができませんでした。

 理由は単純明快でした。ラインによりキャスティングするフライフィッシングでは、流速以上にリトリーブを速めて操作すること、沈降速度を速めるウェイトをたくさん使用すること、空気抵抗の大きいストリーマーをキャスティングすることなどは、方法論的に矛盾する対応だったからでした。

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 約7年前より、我々はミノーフィーダーとなった大型渓流魚に対して、フライによる釣りを断念し、ハンドメイドバルサミノーによるアプローチを開始いたしました。そして、当然の成り行きで、プラグ系ルアーのミノービルダーとしての活動を開始することになりました。
 フライタイイングのときに追及してきた「リアルイミテーションとは何か?」と云う思考を、ミノービルディングにも取り入れ、真のリアルイミテーションミノーについての思索を重ね、すでに4000個以上のバルサミノーをビルドアンドスクラップしてまいりました。

 試行錯誤の上、作り上げたミノーのフィールドテストにおいて、創作ルアーの数に匹敵する大型渓流魚(一応30cm以上)に出会うことができました。現在、発表された諸説に圧倒的な実釣経験を加え、発展途上のハンドメイドバルサミノーのいくつかの要素について、ある程度計量化することができたと考えております。
 今後、計量化した項目について、流体実験等のデジタル解析が進むことにより、ミノービルディングの時に感じた矛盾点が解決され、ターゲットの種類や、攻略するフィールドに最適なミノーをプロデュースできるのではないかと期待しております。

 今回初めて、このサイトを通じて我々の活動を紹介させていただきましたが、些少でも皆様のミノービルディングのお役にたてればと思っております。また、貴重なご意見をいただければ、喜んで拝聴いたしたいと存じます。

田畑式ミノー メンバー紹介

田畑伸治田畑 伸治
1954年生まれ
ミノービルダー・フィールドテスター

長島学長島 学
1957年生まれ
プロデューサー・フィールドテスター

横山 誠横山 誠
1973年生まれ
フィールドテスター